<Header>
<Author: 處默>
<Title: 聖果寺>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 聖果寺>
<BookPage: 254>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
路自中峰上，
盤回出薜蘿。
到江吳地盡，
隔岸越山多。
古木叢青靄，
遙天浸白波。
下方城郭近，
鐘磬雜笙歌。
<End Poem>
<Translation>
聖果寺への參道は鳳凰山の中央の峯からのぼってゆく。ぐるぐるとめぐりめぐってつたかずらのおい茂ったところの上に出た。眼界が忽然として開け、錢塘江が吳越の分界になっているので、ここで吳の地ははてて、向こう岸には、越の山々がいくつもいくつもそびえている。年古りた木々は青い靄のなかにむらがってはえ、目を轉ずると、どうだ。あの海のはてには白波がきそいたって遙かな天をひたしているのが見える。しかし月の下には杭州の町がすぐ近くに開けている。だから、お寺の鑑や響の寂びた音にまじって町なかからの騒々しいのしらべや歌聲がいりまじって聞こえてくる。
<End Translation>
<Formatted Translation>
聖果寺への參道は鳳凰山の中央の峯からのぼってゆく。
ぐるぐるとめぐりめぐってつたかずらのおい茂ったところの上に出た。
眼界が忽然として開け、錢塘江が吳越の分界になっているので、
ここで吳の地ははてて、
向こう岸には、越の山々がいくつもいくつもそびえている。
年古りた木々は青い靄のなかにむらがってはえ、目を轉ずると、どうだ。
あの海のはてには白波がきそいたって遙かな天をひたしているのが見える。
しかし月の下には杭州の町がすぐ近くに開けている。
だから、お寺の鑑や響の寂びた音にまじって町なかからの騒々しいのしらべや歌聲がいりまじって聞こえてくる。
<End Formatted Translation>